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【新幹線と電磁波】
新幹線は電磁波が出るのでしょうか?
新幹線は、電気を利用して動く電車であり、その運行中に電磁波が発生することは確かです。主に以下のような電磁波源があります。
架線からの電磁波: 新幹線は電気を送るために架線を使用しています。この架線から電磁波が発生します。
電動機からの電磁波: 新幹線の動力は、電動機によって提供されており、電動機の動作中に電磁波が発生します。
電子機器からの電磁波: 新幹線車両内には、運行管理システムや空調システム、照明システムなどの電子機器があり、
これらの機器からも電磁波が発生します。
乗客が使用する電子機器からの電磁波: 乗客が携帯電話やタブレット、パソコンなどの電子機器を使用すると、それらの機器からも電磁波が発生します。
電磁波に関する国際的な安全基準があり、新幹線の運行中に発生する電磁波は、これらの基準内に収まるように設計されています。
しかし基準値がどこで計られているかによって値が決まり、国によってはその基準に幅があり厳しい国から緩い国まであります。
日本は比較的緩いとされます。
常に電磁波は変化しているため下記の点に注意が必要です。
比較的車内部はシールドされていて値は低いが
シールドが行き届かない場所、例えばホームとかが高い場合があります。
加速してスピードを上げるとき電動機の出力が上がるため電磁波の値が高くなり減速するときに値が低くなります。
動力のある部分に近い場合電磁波の値は高くなると想定されます。
窓際の方が通路より高くなるの想定されます。
以上を鑑みると
■ 加速中は窓からなるべく体を離す。
■ 車輪や動力から離れた席を選ぶ。
■ ホームにいる時間を最低限にする。
(ホームから離れた待合室やその場所を利用する)
以上のような対策をとるほうがいいでしょう。
■ 携帯電話やタブレット、パソコンなどの電子機器の利用時間は最低限がいいでしょう。
【電磁波測定】画像
新幹線のホームで発生する電磁波
約8973μW/cm2が測定されました。
<単位について>
電力密度
高周波は電界波と磁界波を一体的にとらえます。
高周波測定の単位には、μW/cm2(マイクロワット/平方センチメートル)などの単位が使われ、電力密度つまり、単位面積あたりの電力量のことです。