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IHクッキングヒーターは安全?

電磁波問題への関心が高まるにつれて、変電所や携帯基地局などの電力・電波設備を住宅の近隣に建ててほしくないとの声が各地であがるようになってきました。

そこで、電磁波曝露をできるだけ減らす、という点で見逃せないのが、各家庭でできる電磁波対策です。 地球環境に優しいイメージが先行し、利用数を増やしているオール電化(IHクッキングヒーター)ですが、実は強い電磁波が発生していることをご存じでしょうか。

4ミリガウス以上の電磁波を浴び続けると小児白血病の発症率が上がるという研究結果がある中、IHクッキングヒーターは200ミリガウス以上になる場合があることがわかっています。 使用中の製品と人体との距離によって、人間が被曝する電磁波の数値が大きく異なるのですが、IHクッキングヒーターは、料理中に離れることが難しいことから、電磁波を毎日被曝する事になります。 また、妊婦のお腹周りや成長期の子供の頭の辺りにちょうどIHクッキングヒーターがあることも気になります。



荻野晃也博士『健康を脅かす電磁波』

元京都大学講師で理学博士の荻野晃也博士は電磁波について下記のように警鐘されています。

電磁波を被曝すると、体内ホルモンのメラトニンが減少。 メラトニンは人体の免疫細胞(ナチュラルキラー細胞)の働きを促進する働きがある。 よって、メラトニンが減少してしまうと人体の免疫機能が低下し、ガンや白血病やアルツハイマーのリスクが高まる。

▼諸外国のように、各家電製品に電磁波の数値を記載し、消費者に選択できる権利を認めるべきである。

▼電磁波を安全と言っている学者ですら、妊婦の方はIHを控えた方が賢明としている。

▼日本の疫学研究は、メーカーが主に研究費を提供している為、メーカーが不利になるような調査報告は認められにくいのが現状。

▼ある日本の研究者が高圧電線の近くに住んでる方の、白血病の発症率が2~4倍になっている研究データを発表。 国はサンプル数が少ない等の理由で、評価されない研究結果としたが、WHOでその日本の研究結果が評価され、信頼できるデータという事で、4ミリガウス勧告の基本となった。

▼日本のマスコミもほとんど報道しないのは、大広告主である電力会社・携帯電話会社・電気メーカーに配慮しているからか。

▼電力会社はその知名度と公共企業としての安心感を利用し、事実上電磁波問題を棚上げ状態にしたまま、オール電化キャンペーンを実行。 そして消費者も、その知名度と公共性の高い電力会社が、電磁波は安全だと言っているので、全く疑う余地なし。

▼消費者も、国や電力会社まかせにしないで、もっと賢くなるべき。

参考文献:萩野晃也『健康を脅かす電磁波』緑風出版2007年.


まとめ

まだはっきりとした科学的証拠がないとも言われる電磁波の健康リスクですが、影響があるとも無いともはっきりわかっていない状況では、自分で電磁波対策をしていたほうが良いと考えます。なかでも妊婦さんや赤ちゃんは、特に気をつけたいですね。


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